偽指紋を使って指紋認識パッドを解錠できるのか検証してみた

指紋認証技術は、現在あらゆる電子機器に採用されており、軽くタッチするだけでロックが解除されるなど、これ以上ないほど便利ですよね。しかし、便利な一方で偽指紋によるロック解除が不安視されるなど、指紋認証技術の安全性も問われます。

私たちは、普段さまざまな場所で指紋を残しています。例えばお店のお冷のコップやタッチ画面に残る指紋など、こうした指紋をもし誰かが採取して偽指紋を作ったら……。考えただけで恐ろしいですね。果たして、偽指紋による犯罪を防ぐ方法はあるのでしょうか?また、電子機器に利用される指紋認証技術の安全性は如何に!?

「映画やドラマで見るように指紋認識パッドに残された指紋で、偽指紋を作られてドアを開けられたら……そんな心配が無いと言ったらウソになります」
——アパート住まいのトム

安全性の高い指紋認証システムを選ぼう

指紋認証可能なドアロックを選択する際に、「偽指紋によって解錠することを防げるか」は最重要チェック項目と言えます。現在、市場に出回っている指紋認証システムには大きく分けて、「光学式指紋認証センサー」「静電容量式」の2種類があります。

光学式指紋認証センサーは、指を2次元画像として認識する方式です。 光源から光を照射して指の表面の凹凸部分をスキャンし、データと照合する仕組みで、指紋認証技術が導入された当初から存在する伝統的な認証システムです。

光学式指紋認証センサーも正確に指紋を認識することは可能ですが、指の表面の凹凸部分を検出し指紋構造を識別して情報を取得する仕組みのため、セキュリティレベルが高いとは言えません。製造コストが低いこともあり、通常は勤怠管理システムや一般的な指紋認証装置に使用されることが多いのです。

SwitchBot指紋認識パッドは「静電容量式」を採用。指紋の凹凸を反映して異なる静電容量変化を示し、それを信号として検出する仕組みで、指紋や指の3次元構造を反映し、指紋情報に「バイオメトリクス(生態認証)」を持たせることができます。つまり体温のある「生身の人間の指紋のみ認識する」ということ。

SwitchBot指紋認識パッドに使用されている静電容量式センサーは、銀行や金庫などの金融機関またはスマホによく使われているものです。類似する指紋フィルムや指紋の写真などの単純な平面指紋構造を使っての照合はできません。したがって、偽指紋を用いて指紋認識パッドを解錠することは不可能です。

さらに、これはそもそも論になってしまいますが、もしそのような犯行に及ぶ奇特な人がいたとして、偽指紋を作り出すためあなたに接触し、さりげなく指紋を採取し、さまざまな工程を経てやっと完璧な偽指紋を完成させるなんて、なかなかできることではありません。偽指紋を作るのは、指紋認証システムを生み出す以上に大変なことなんです。 各方面から比較してもSwitchBot指紋認識パッドの生態認証指紋技術の方が安心・安全です。

指紋の盗用は非常に難しい

偽指紋を識別する前提として絶対に必要なのが、「①本人の許可を得て、双方の協力のもと精度の非常に高い偽指紋を作ること」そして「②安全性の低い指紋認証システムを探して試すこと」です。

まず、高精度な指紋データを取得するには、専門技術をもったプロが指紋製造機器を使用する必要があります。よって本人の協力が必要不可欠です。指紋を採取する過程では、欠如やブレのない完全無欠な指紋を採取する必要があります。こうして挙げるだけで精確な指紋データの作成は途方もなく難易度の高い工程だということが分かります。よって、あなたに気付かれないようにさりげなく高精度な指紋を入手することは不可能です。

いかがでしたか?「偽指紋によってロックを解錠される」可能性を考慮した場合、より安全な「生体認証指紋システム」を選択することが最も大切であることが分かりました。そのうえで、日頃から怪しい人物には注意し、指紋認証システムに異常がないかどうかに気をつけましょう。他人にアクセスされたときに「指紋の誤認識」などはあり得ないので、どうぞご心配なく。