もはやスマート家電の代名詞とも言える存在になったSwitchBot。
中でも手頃な価格とその利便性の高さから、「SwitchBotハブミニ」は国内販売台数150万台以上、ECサイトでもベストセラーとなるほど人気の製品です。
そんな「SwitchBotハブミニ」が、さらに便利になった「SwitchBotハブ2」として新登場することに。今回は、新商品である「SwitchBotハブ2」の開封から使い方まで詳しくご紹介します。
初代SwitchBotハブミニからの乗り換えはもちろん、これから新たにスマートホーム化を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SwitchBotハブ2を開封
SwitchBotハブ2は、初代のハブと似たようなコンパクトな梱包がされています。

開封すると、本体に加えていくつかの付属品も入っていました。

【SwitchBotハブ2の同梱物】
- SwitchBotハブ2本体
- 電源アダプター
- 温湿度センサー搭載ケーブル
- 両面テープ(本体用・温湿度センサー用)
- 取り扱い説明書
- クイックサポートカード
同梱物の中で最も特徴的なのは、ケーブルに温湿度センサーが搭載されていること。
SwitchBotハブ2の大きなアップデートとして、これ一台で部屋の温度と湿度が計測され、本体に表示されるようになったのです。

そのため、SwitchBotハブ2はこのように本体内蔵式スタンドを使って、立てかけるように設置ができるようになっています。セットアップをすることで、この面に温度と湿度が表示されますので後ほど見ていきましょう。
ちなみに本体底面には滑り止め加工もしっかりと施されているため、スペースがない場所の設置も安心して行うことが可能です。

ちなみに以下の写真のように、付属されている粘着テープを使うことで、壁掛けスタイルで活用することもできます。SwitchBotハブ2はタップして使えるため、環境によっては壁掛けスタイルにするのもいいかもしれませんね。

SwitchBotハブ2の主な機能
SwitchBotハブ2では、初代SwitchBotハブミニで利用できていた「赤外線リモコン管理機能」と「他Switchbot製品との連携機能」、「スマートスピーカー連携機能」「Matterに対応する機能」はそのままに、新たに4つの機能が使えるようになりました。
この製品の特徴は以下の通り。
スマートボタンによる複数家電の一発操作機能
SwitchBotハブ2には、本体を直接タップすることで複数の家電をあらかじめ設定した方法で起動できる、スマートボタンが搭載されています。
アプリから一度登録してしまえば、いちいちスマホを取り出さなくても家電のオンオフが可能になりますので、非常に利便性高く利用できるでしょう。もちろん、動作はボタンをタップするだけですので、他の家族も簡単に利用することができます。
スマート温湿度計として使える
SwitchBotハブ2には、新たに部屋の温度と湿度をリアルタイムに計測できる「温湿度センサー」が搭載されました。従来より販売されている「SwitchBot温湿度計」の機能がそのまま利用できるため、非常にコスパがいいと言えるでしょう。
また、温湿度計がハブに組み込まれていることで、よりオートメーションが便利になっているというのも特徴。
「気温が◯度以上になったらエアコンを自動的にオン/オフする」「湿度が◯%を下回ったら加湿器を自動的に起動する」といった自動化が誰でも簡単にできるでしょう。
赤外線送信範囲が2倍に
初代SwitchBotハブミニに比べて、赤外線の送信範囲が2倍になるアップデートが行われています。今まで初代SwitchBotハブミニを利用していて、接続に若干の不満を感じていた場合でも、SwitchBotハブ2であれば解消できるはずです。
加えて、Wi-Fiが途中で切れてしまったとしても、スマホとSwitchBotハブ2だけでエアコンを操作できるといった機能も搭載されました。部屋のどこにおいても、SwitchBotハブ2は生活を便利にしてくれることでしょう。
「SwitchBotハブ2」と「SwitchBotハブミニ」の比較
初代SwitchBotハブミニに比べて、さらに便利になった「SwitchBotハブ2」とでは何が違うのか?簡単に表で比較してみました。
SwitchBotハブ2 | SwitchBotハブミニ | |
ポイント | 高性能の4-in-1スマートリモコン。スマートリモコン、温湿度計、スマートボタン、スマートハブなど全部ご希望の機能を搭載、究極のスマートリモコン体験をもたらします。 | コストパフォーマンスが高いスマートリモコン。おうちのある家電を簡単にスマート化するスマートリモコンであり、SwitchBotシリーズと連携、さまざまなシーンを実現するスマートハブです。 |
温湿度センサー | ○ | – |
照度センサー | ○ | – |
スマートボタン(※1) | ○ | – |
スマートアラート(※2) | ○ | – |
スマートリモコン機能 | ○ | ○ |
ハブ機能(※3) | ○ | ○ |
エアコンリモコン状態同期機能 | ○ | – |
エアコンローカル操作(※4) | ○ | – |
GPS連動機能 | ○ | ○ |
シーン機能 | ○ | ○ |
Matter対応(※5) | ○ | – |
操作方法 | スマホ操作 音声操作 Apple Watch操作 | スマホ操作 音声操作 Apple Watch操作 |
オートメーション | スケジュール ジオフェンス(GPS) 温度(センサー) 湿度(センサー) 照度(センサー) | スケジュール ジオフェンス(GPS) |
サードパーティサービス | Alexa Google Assistant Siri Shortcuts IFTTT | Alexa Google Assistant Siri Shortcuts IFTTT |
※2:温湿度に以上がある場合、アプリから通知。本体から音と光で知らせる。
※3:SwitchBotシリーズと連携。
※4:Wifiが不安定でも、エアコン操作可能(2023年3月中に対応予定)。
※5 SwitchBotカーテンなどBluetooth通信製品がハブ2を通して、AppleのHomekitに対応する予定。
SwitchBotハブ2の設置から使用方法
ここからは、実際にSwitchBotハブ2を開封後どのように使っていくのかや、機能について見ていきます。
初代SwitchBotハブミニと同じく、アプリをインストールし、アプリの指示に従う形で簡単に使用することが可能でした。
アプリインストール
まずはアプリストアから「SwitchBot」の公式アプリをインストールします。
「SwitchBot」と検索すればすぐに見つけられるはずです。赤色のアプリアイコンを目印に探してみてください。


アプリ設定
続いて、アプリでの設定を行います。SwitchBotハブ2を付属ケーブルで電源に接続したのを確認し、アプリを起動しましょう。
ホーム画面の右上にある「+」マークをタップし、「ハブ2」を選択します。
STEP1

STEP2

STEP3

アプリの指示に従い、SwitchBotハブ2のボタンを押すと、Wi-Fi設定が可能です。
いつも使っているWi-Fiのパスワード入力をし、設定は完了です。
STEP4

STEP5

STEP6

アプリの機能
アプリの設定後は、すぐにSwitchBotハブ2の機能を活用することができるようになります。
ここでは、SwitchBotアプリから設定できるSwitchBotハブ2の機能について見ていきましょう。
温湿度確認

まずホーム画面で確認できるのが、温湿度と室内の明るさです。
温湿度についてはSwitchBotハブ2の本体にも表示されていますが、アプリだと温度が0.1°C単位で分かるだけでなく、部屋の明るさも確認できます。グラフの閾値を確認することもできます。



特に、SwitchBotハブ2が直接見えないような、外出先で部屋の状況を確認するのに役立ちます。
帰宅時に温度や湿度を確認し、必要に応じてエアコンや加湿器をつけるといったことにも活用できるでしょう。
スマートリモコン機能の設定
スマートリモコン機能では、赤外線で動作できる物理リモコンのほぼ全てをSwitchBotアプリから操作できるようになります。
登録自体は非常に簡単で、「家電を選択」の画面から登録したい家電の種類を選択し、あとはアプリの指示に従うだけ。一つのリモコン追加あたり、1〜2分程度で完了します。
STEP1

STEP2

STEP3

STEP4

リモートボタン機能の設定
STEP1

STEP2

STEP3

SwitchBotハブ2で新しく搭載された「リモートボタン機能」の設定も、アプリで簡単に行えます。
SwitchBotハブ2の本体に表示される「on」「off」ボタンを押した時に何の家電をどのように操作するのかを設定できる機能で、ボタンを一回押すだけで同時に複数の家電を制御できる非常にスマートなものとなっています。
起動条件としては、「シーン設定」の画面から設定することが可能です。「ボタンを押した時に、どの家電を、どのような動作をさせるか」を細かく設定でき、自分の思うようなスマートホーム化が実現できてしまいます。
ちなみに、リモートボタン機能のアクションが完了した後にスマホへ通知することも可能です。
アプリの設定が完了したら、使うのは一瞬です。SwitchBotハブ2の右下に表示されているonボタンをタップすると、「ピー」という音が鳴ります。

起動音の後は、アプリであらかじめ設定していたアクションが実行されます。

今回はエアコンとSwitchBotシーリングライトのオンを設定していたので、同時にしっかり起動しました。
Amazon AlexaやGoogle assistantとの連携

音声アシスタントとの連携方法もアプリから行うことが可能です。ホーム画面の右上にある歯車マークをタップし、その後「クラウドサービス」をタップします。



設定したい音声アシスタントをタップすることで、自動的にリンクすることが可能です。あとはお持ちの音声アシスタント端末から、声だけで家電製品の起動を制御できるようになります。
他のSwitchBot製品との接続
他のSwitchBot製品とハブを接続させるためには、まずアプリ初期ホーム画面の右上の「+」マークをタップします。


その後、接続したいSwitchBot製品を選択し、簡単に接続が可能です。なお、接続したいSwitchBot製品は電源に接続されている必要がある点には注意が必要です。
SwitchBotハブ2を使った感想
日頃からSwitchBotハブミニと他SwitchBot製品を愛用している著者ですが、SwitchBotハブ2は良いアップデートがされた製品だと感じました。
アプリでの設定が簡単という初代SwitchBotの良い点を引き継ぎながら、ハブ本体そのものに温湿度表示をさせることで、今までただの「モノ」であった本体に、設置する意味付けがなされたのではないでしょうか。
また、本体に設けられているリモートボタン機能によって、もはやアプリを起動する必要すら無くなったのも嬉しいアップデート。指で一度タップするだけで、任意の家電を好きなように動作させられることは、新たなスマートホーム化の一面を垣間見たような印象を受けました。
加えて、赤外線センサーの範囲が2倍になったことも、痒い所に手が届くような良いアップデートです。
初代SwitchBotハブミニは、家電の設置状況によって部屋の中心に設置しなければなりませんでしたが、SwitchBotハブ2の赤外線範囲の拡大により、自由な場所に設置しても家電の制御が可能に。
より本体の設置場所を選ばなくなったため、温湿度計として好きな場所に置いても問題なく使えるはずです。
まとめ
SwitchBotハブ2は、今までSwitchBotハブミニを利用していた方はもちろん、初めてSwitchBot製品を購入したいと思っている方にもおすすめできる製品です。
日頃からリモコンの管理に苦戦していたり、家の家電が増えてきて面倒に感じていたりする方は、この機会にぜひSwitchBotハブ2の購入を検討してみてはいかがでしょうか?

SwitchBot ハブ2

SwitchBot ハブミニ