スマートリモコンの普及が進み、その便利さを実感する人も多い今日この頃。いちいちリモコンを探さなくても、スマホでテレビやエアコン、照明を操作できるのってとても便利ですよね。「暑い暑い」なんて言いながらまずは扇風機を点けてそれからエアコンのリモコンを探す、なんてする必要もなければ、「電池が切れた」といってコンビニに走る必要もありません。
しかし、これらはすべてスマートリモコンが「安定したネットワークに接続されていること」が大前提です。ネットが不安定だったり、ルーターが故障したり、サーバーに障害が発生したりすると、たちまち機能不全に。一番必要な時に限ってネットへの接続が停滞したりすると、たちまち「リモコン以上に不便な状況」に追い込まれてしまうのです。
こうした問題はスマートリモコン業界最大の弱点として周知されています。さて、今回はハブ2がどのようにしてこの「最大の弱点」を克服したのか、皆さまにご紹介!
ネットに死活問題を左右されてしまうスマートリモコンたち
皆さんはスマートリモコンで赤外線家電を操作する仕組みをご存じでしょうか?
スマホのアプリで家電を操作するボタンをタップすると、操作指令が赤外線信号として、ルーター経由でクラウド(サーバー)にアップロードされます。そして、クラウドで信号処理が行われ、対応する赤外線コードがスマートリモコンへ、ルーター経由で送信されます。スマートリモコンは、対応する赤外線コードを家電へ送信し、最終的に家電が赤外線信号を受信することで動き出すのです。これが一般的なスマートリモコンの動作経路です。
赤外線信号はルーターやサーバーを経由するため、いろいろな問題が発生する可能性があるのです。サーバーに障害が発生したり、ルーターが故障したり、ネットが不安定だったり切断したり……。そうするとたちまちスマホでの操作ができなくなってしまいます。

ハブ2はネットワークに依存することなく、家電を自由に操作
上記の内容を読み、やはり「リモコンが一番」と考える方も多いでしょう。では、どのようにすればこの弱点を克服できるのでしょうか?
ずばり、「Bluetoothでの操作を実現する」こと!
不安定要素であるサーバーやルーターを経由せず、スマホからBluetoothを使い直接スマートリモコンに接続することで、操作する際に赤外線信号が経由するルートを最短化してしまえば良いのです。
ハブ2では、元々クラウドで信号の処理や赤外線コードの伝達を行なっていたプロセスを、ハブ2本体へ移行。ハブ2を最初に起動する際、対応する赤外線家電のリモコン学習を行なった後、設定画面からオフライン操作を選択すると、本来クラウドに保存される赤外線コードが、ハブ2本体にローカル保存されます。これにより、ルーターやサーバーを経由せずに赤外線コードを呼び出すことが可能に。スマホはBluetoothで直接ハブ2に接続し、ハブ2から赤外線信号を発射できるようになります。
結果、ネットに繋がなくても、エアコンやテレビ、照明などの赤外線家電を操作可能になるのです。また、接続するためのステップが最短化されるので、操作に対する反応スピードも従来より速くなります。

ローカル操作をONにする手順
STEP① リモコンの設定画面へ

STEP② リモコンのオフライン操作をONに

注意事項 ※SwitchBotアプリバージョン6.26.1以上 ※ハブ2ハードウェアバージョン0.8-0.6 ※オフライン操作を有効にするにはネットが必要 ※対応するエアコンの赤外線コードをダウンロードするのに2~4分ほどかかります ※現在のバージョンはネットに接続している場合は自動でネットから操作を行ないます。
ハブ2の赤外線ローカル操作は、当初エアコンのみ対応予定でしたが、多くの方から「テレビや照明もBluetooth対応にしてほしい」とご要望いただいたので、急遽、赤外線家電を全面的にサポートすることにいたしました。この機能により、皆さまのスマートリモコンライフがより快適なものになることを願っています。

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