応援購入サービス「Makuake」にて、絶好調のスタートを切った「SwitchBotロボット掃除機K10+」。業績は好調に伸び続け、3度目となるこのMakuakeの場で「最速1億円達成歴代2位」そして「掃除機カテゴリー歴代1位」に輝くという快挙を遂げました。さて、本編では一躍話題となったヒット製品の裏に秘められたストーリー、そして開発者やスタッフの思いについてお話いたします。
なぜ、ロボット掃除機の開発・販売に乗り出したのか?
■IoRTを実現するための基盤として

前述したとおり、「万能なメイドロボットのいる暮らし」を分散型IoRTで実現する上で、「ロボット掃除機」の存在は必要不可欠です。SwitchBotで販売している多くのIoTガジェットのなかで、ロボット掃除機は間違いなく「ロボティクス製品の代表的存在」と言えるでしょう。メイドロボットの土台(足)にもなります。この土台を基にさまざまな機能を搭載していけば、「IoRTによって物理的作業はすべてロボットに任せる暮らし」を実現する上での重要な鍵になると確信しています。
■市場調査からの考察
ロボット掃除機のマーケットは莫大で、かれこれ20年以上の歴史がある反面、需要に対して供給が割と一方的であるということに、市場調査や製品分析を通して気付きました。どういうことかというと、例えば国や地域、使う人によってロボット掃除機、広く言えば掃除に対して求めるものが異なるのに対し、販売されるロボット掃除機のスタイルはほぼ一緒。もともとロボット掃除機の課題でもありメリットでもあった、自動運転技術や吸引力などの技術はぐんぐんと向上しているのにも関わらず、「騒音が大きい」「家具に引っかかる」などの使用感に関するデメリットはこの数十年でほとんど改善されていないのです。科学技術、ロボティクスといったハードウェアの改善ばかりが重視され、「暮らしの中でのロボット掃除機が存在する意義」をきちんと見てこなかったことが原因と言えるでしょう。
■技術面の強み
ロボット掃除機に必要な技術面は大きく分けて「IoT技術」「SLAM技術」の二つになります。IoT技術を専門とするSwitchBotにとっては、新たにSLAM技術を確立するだけで、ロボット掃除機の開発・販売へ乗り出せるというのも一つの大きなポイントでした。
日本人にとっての「使いやすさ」を追求したロボット掃除機の開発
■まずは日本のユーザーならではのニーズを知る
日本市場へ向けたロボット掃除機の開発に着手するにあたり、SwitchBotでは、過去3年間に亘って約2500以上の家庭に、ロボット掃除機に関するアンケートを行なってきました。以下、ロボット掃除機に関する主な悩み4点です。
- 運転がスムーズではなく、家具に引っかかったり、脱出できなくなったりする(51.5%)
- 部屋の隅や壁際の掃除ができていない(31.5%)
- ダストボックスの掃除が面倒(27.1%)
- 運転音が大きく、近所迷惑になる(11.3%)
■まだまだ欧米市場向けの設計が主流
ユーザーへのアンケートやロボット掃除機業界の主流ブランドの分析から、日本人ユーザーが現在抱えているロボット掃除機への不満の根本的な原因は、市販されているほとんどのロボット掃除機が欧米市場向けに設計されていることだと考えられます。
欧米圏の住宅は広く家具も大きめで、騒音による近隣住民への迷惑を考慮する必要のない環境であるため、現在主流のロボット掃除機は、どちらかというと馬力重視でサイズも大きく、運転音も大きい傾向にあります。また、隅々まで行き届いた丁寧な掃除を心がける日本人ユーザーとは、掃除の習慣やニーズも大きく異なるのです。
SwitchBotロボット掃除機K10+は、日本人にとっての「使い勝手の良さ」を徹底的に追求。規定概念にとらわれず、革新的な発想で今までの「デメリット」を克服し、ユーザーに納得いただける製品を創り上げました。
従来のロボット掃除機と異なる点、新たな試み
■本体の大幅な小型化

ロボット掃除機のお悩みの8割を占める「家具に引っかかる」「部屋の隅や壁際の掃除が甘い」という点の解決策として、本体サイズを約50%カット(弊社S1 Plusとの比較)。約3年間にわたる研究開発の積み重ねで、直径25㎝という業界最小クラスまで、小型化に成功しました。従来は困難だったテーブルの下やイスの脚回り、部屋の隅や壁際など狭い所の掃除を得意とし、また小さくなった分より細かな弓字型走行が可能になり、清掃カバー率もグッと向上しました。
■モップ掛けに市販のお掃除シートを活用

従来のモデルは、「何度も使っているうちに汚くなってくる」「ぞうきんよりもコスパが悪い」「モップを洗い忘れたままうっかり起動すると部屋中が臭くなる」など多くのデメリットがありました。K10+では、市販の使い捨てお掃除シートまたはSwitchBotの提供するお掃除シートを本体に装着するだけでOK。使い捨てなのでモップを洗ったり干したりする手間もなく、毎回新しい清潔なシートで水拭きを行なうことができます。またウエット&ドライどちらも対応で、畳の部屋もモップ掛け可能に。
■運転音を45dBまで抑え騒音問題を解決

アンケート調査で第4位にランクインした、ロボット掃除機を使用する上でのデメリット「騒音」の問題。走行音が下の階に響くのでなないか、壁の薄いアパートだと近所迷惑になりそうで不安、という理由でロボット掃除機の導入を諦めた方も多いと思います。K10+は吸気ダクトに防音素材を使用し、空気流コントロールポイント設計「ドットデザイン」を用いて、運転音を大幅に軽減。気になる運転音は、なんと騒音レベル約45dBまで抑えられており、アパート暮らしや夜使いたい人にも安心してご使用いただけます。
■ゴミの吸い上げ時間を指定可能に

ゴミ収集ステーション付きロボット掃除機は、ゴミ捨ての手間が不要で便利な一方、お掃除が終わって充電ドッグに帰還すると同時に、自動で行われる「ゴミの吸い上げ」の音の大きさにびっくりしたという方も多いはず。ゴミ収集ステーションの騒音問題はロボット掃除機業界全体の課題とも言えます。そこで、K10+は「ゴミの吸い上げ禁止時間」を指定できるように改良。夜間などの時間帯は作動禁止にすることで、昼間の近所迷惑にならない時間にゴミの吸い上げを行ないます。
開発する上で一番困難だった出来事
■小型化とスペック維持の両立
通常、小型化に伴うスペックダウンは避けられません。本体サイズが小さくなった分、搭載できるセンサーの数も、モーターの大きさも、限られてしまう。でも、「ミニモデルだから、機能も減って、吸引力もダウンで」なんて事態は絶対に避けたい。この「家電製品の小型化に伴う致命傷」を克服するのに2年以上の月日を費やしました。努力の甲斐あって、従来品と同様に10種類以上のセンサーを搭載し、吸引力も2500Paを維持した、ロボット掃除機K10+が誕生。「ミニなのに機能面はフラッグシップモデル」を叶えることができました。
■前例の無い部分が多かった
K10+の開発において、私たちが一番に追求しているのは「日本人にとっての使いやすさ」という点。「マーケティング面からの考察」の部分で述べたように、販売されるロボット掃除機のスタイルには傾向性があり、市販品の多くは欧米市場向けに設計されています。そのなかで「日本人が使いやすいと思えるかどうか」にフォーカスして考えると、いろいろな面でイノベーションを行なう必要があり、前例の無いところを一から研究して問題に挑んでいく必要があったのです。
SwitchBotの目指す未来ビジョン
■IoTブランドNo.1としての歩み

「朝起きたらカーテンを開ける」「家に帰ってきたら電気を点ける」そんな私たちが毎日繰り返す何気ない動作。これらをIoTデバイスが代わりに行なうことで、人類が時間をより合理的で有意義に使える快適な暮らしの実現を大きな目標として、SwitchBotは今日までたゆまぬ努力を続けてまいりました。
■万能なメイドロボットの普及は実現可能か?
SwitchBotは、IoRTの概念を具現化する製品の展開によって、「物理的作業はロボットに任せ、人は人にしかできない作業に没頭できる世界の実現」を目指しています。「IoRT」とはモノのインターネット(IoT)とロボット工学の融合で、簡単に言うと、日常のあらゆるシーンで人が行ってきた動作を、ロボットが代わりに行なうこと。
現代社会では、未だ本当の意味での「家庭用メイドロボットの普及」は実現できていません。一つのロボットが人の代わりに家事や日常的に行う煩雑な動作を行なうこと、そんなロボットが低価格で一般家庭に普及することは、当面の間無理に等しいのです。そこでSwitchBotでは、分散型IoRTの実現、つまり異なるシーンで異なる動作を担うスマートホームデバイスを開発することで、全く新しい角度から「メイドロボットのいる暮らし」を実現する、という方法にたどり着いたのです。

例えば、我々は人の指の代わりにスイッチを押す「ボット」をはじめ、人の目の代わりになる「見守りカメラ」、人の手の代わりにカーテンを開閉する「カーテン」、肌の代わりに環境を感知する「温湿度計」、そして足の代わりに掃除を行なう「ロボット掃除機」などの製品を開発・販売。人類の未来を担うような、非常に精巧で全能なロボットの開発や普及の夢を叶えることができなくても、それがもたらす未来を違うルートで実現することは可能なのです。
それこそが、SwitchBotのIoRTエコシステムであり、今回発売するロボット掃除機「K10+」もその重要な一部なのです。
創設者からのメッセージ

SwitchBotユーザーの皆様へ
日頃より、ご愛顧を賜り感謝申し上げます。
SwitchBot代表のConnery Lee(コネリー・リー)です。
K10+プロジェクトを応援してくださった方、これから手に取ってみようと考えている方、単純に興味を持っていただいたすべての皆様へ、重ねて御礼申し上げます。
今年の4月25日、満開の桜が葉桜へ変わる頃にこのプロジェクトが始まり、風薫る初夏の5月を駆け抜け、梅雨入りとともに本日、最終日を迎えました。今、私が思っていること、そして未来への構想を皆様へご共有したく、拙いながら筆を取らせていただきます。どうかお付き合い願えれば幸いです。
昨年9月、感謝祭のメッセージにも書かせていただきましたが、「SwitchBot」というブランドそして製品は、小さなアイディアの種が、皆様の「声」という愛の光と水を浴びて、大きな花を咲かせました。完璧さを求めるお客様がいてこそ、素晴らしい製品は生まれます。日本の皆様はまさしく常に完璧な製品を探し求める、理想のお客様なのです。今回のK10+開発も、きっかけはユーザーの皆様からいただいた貴重な声でした。2年にわたって約2500世帯の皆様へご協力いただき、ロボット掃除機ユーザーの悩みを深く知ることで、「日本人にとっての使いやすさ」を追求したロボット掃除機の開発・販売を決心。長い紆余曲折を経て、今日の製品化へこぎつけることができました。
SwitchBotは常に「世界市場でIoRTの先駆者を目指す」ことを目標に掲げ、日々邁進しておりますが、砕いた言い方でこの目標を表すなら、「万能な家庭用メイドロボットの普及」でしょうか。家事や一切の雑務をすべて任せられるロボットを、一般家庭に広く普及させることが私たちの最終ゴールです。業界を超え、概念を超え、さらに発想を超えた先に、答えがあると信じております。分散型IoRTで全く新しい角度から「メイドロボットのいる暮らし」を実現する、これがSwitchBotのたどり着いた現時点での答えです。
分散型IoRTで構築する、一台の精巧なメイドロボットに欠かせない、土台となるのがロボット掃除機だと私は考えます。今後、SwitchBotロボット掃除機を土台(足)にさまざまな機能を搭載したり、デバイスを追加していったら、ふとした瞬間に未来のロボットが完成しているかもしれない。そんなワクワクとした気持ちで、日々製品開発に取り組んでおります。
皆様に飽きのこない、斬新で面白い発想をこれからも形にして提供してまいりますので、ぜひ末永くお付き合いいただければ幸いです。今後ともSwitchBotを何卒よろしくお願い申し上げます。
SwitchBot CEO
Connery Lee

SwitchBot ロボット掃除機K10+
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