ロボット掃除機を選ぶとき、ついつい価格だけで選んでいませんか?ロボット掃除機には、清掃性能・マッピング機能の有無・回避性能など複数の見るべきポイントがあり、それらを総合的に判断してこそ、使用感に満足のいく機種を選ぶことができます。
今回はスマートホームデバイスの企画から販売まで行うSwitchBotがロボット掃除機の選び方を徹底解説しました。これからロボット掃除機を購入して家事の負担を減らしたい方や、ロボット掃除機を導入して時間に余裕を持たせたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ロボット掃除機を選ぶときのポイント
ロボット掃除機を選ぶときのポイントは下記の6つです。
- 清掃能力で選ぶ
- マッピング機能の有無で選ぶ
- 回避性能で選ぶ
- 手入れのしやすさで選ぶ
- アプリ連携機能で選ぶ
- その他機能で選ぶ
どんな床素材の部屋で使用したいのか、どんなタイプの住宅で使用する予定なのか、など使用シーンを具体的に想像しながら、重視したいポイントを探してみてください。
清掃能力で選ぶ
ロボット掃除機の清掃タイプは、下記の3種類です。
- 吸引タイプ
- 拭き掃除タイプ
- 吸引と掃き掃除の両方を行う2in1タイプ
吸引タイプは、ブラシを使ってゴミや埃を吸引口に集め吸引するタイプ。掃き掃除の代わりをしてくれ、フローリングや畳など床素材にかかわらず使用できます。
拭き掃除タイプはやや数は少なめですが、タンクに溜まった水を出しながら、モップで床を拭くタイプ。一般的に水拭きだけでなく乾拭きにも対応しており、キッチンや洗面所など水を使用する場所の掃除にも最適です。

2in1タイプは吸引しながら同時に拭き掃除を行うタイプ。SwitchBotのロボット掃除機は、3機種全て2in1を採用しています。2in1タイプのロボット掃除機は、ゴミや埃を吸い込んだ後サッと拭き掃除をしてくれるため、ゴミの除去だけでなく床を磨き上げられます。お子さんのいる親御さんやペットのいるご家庭には、一度の稼働で掃き掃除と水拭き掃除ができる2in1タイプがおすすめ。特にペットの毛には皮脂油が付着しているため、しっかり水拭きできるタイプがよいでしょう。
吸引掃除と拭き掃除が同時にできる2in1タイプのロボット掃除機は、一度の稼働で床がピカピカになります。SwitchBotロボット掃除機の最新版SwitchBot K10+では、拭き掃除に使用するシートが使い捨てなので、掃除のたびに取り替えられる点もメリット。ロボット掃除機を稼働させた後にモップを手洗いする…なんて手間も必要なく、市販のお掃除シートをサッと取り外すだけで次の掃除の準備が完璧に整います。
マッピング機能の有無で選ぶ
前提としてロボット掃除機の走行方式には「ランダムナビゲーション」方式と「システムナビゲーション」方式があります。

ランダムナビゲーションとはその名の通り、ランダムに走行する動作方式。稼働時間が長ければ長いほど取りこぼしが少なくなりきれいに掃除ができます。一方システムナビゲーションとは、センサーを使って部屋の形状をマッピングし無駄のない軌跡を描く動作方式です。
システムナビゲーション方式のロボット掃除機が家の間取りや形状を考慮して掃除をするための機能のことを「マッピング機能」といいます。ロボット掃除機が部屋の形状を記憶して掃除してくれるため、もれなく掃除ができ、掃除する場所と掃除を避ける場所の設定などもできます。
部屋数が多い家や一軒家にお住まいの方は、より掃除効率をアップできるマッピング機能付きのロボット掃除機がおすすめです。
マッピングを行うためのセンサーは、主に下記の3種類があります。
- カメラセンサー
- LDSレーザーセンサー
- 光学式dToFセンサー
それぞれの特徴は下記の通りです。特にLDSレーザーセンサーと光学式dToFセンサーは精度が高く、対応できる部屋数もカメラセンサーと比べて多いです。
カメラセンサー | LDSレーザーセンサー | 光学式dToFセンサー | |
ナビゲーション性能 | △ | ◯ | ◎ |
対応部屋数 | 3〜4部屋 | 5部屋以上 | 5部屋以上 |
コスト | 低め | 高め | 高め |
メモ | マップが抜け落ちることがある | マッピング性能が高い | LDSよりもマップ精度が高い |
SwitchBotのロボット掃除機は、どの機種もリアルタイムマッピングに対応。高精度なレーザーセンサーを採用し、SLAMアルゴリズムによる高精度マッピングを行います。マッピング機能があれば、複雑な形状のお部屋でも陽の当たらないお部屋でも、取りこぼしのない掃除が可能です。
回避性能で選ぶ

ロボット掃除機には侵入禁止エリアを設定できる機能や段差を検知する機能、家具や家電への衝突を防ぐ機能など、トラブルや破損を回避する機能が備わっています。例えば、ペットのトイレの場所を侵入禁止エリアに設定すれば床が汚れてしまうのを防げますし、衝突防止機能があれば大切な家具を傷つけてしまうこともありません。
SwitchBot K10+には、段差を乗り越える機能や、ゴミの絡まりを防止する機能が備わっています。サイズに関しても直径およそ25cmと世界最小サイズですので、一般的なロボット掃除機が侵入できないようなエリアにもスイスイ入り込み、部屋の隅や家具の脚周りなどまで隈なく掃除できます。
手入れのしやすさで選ぶ
手入れのしやすさも見逃せないポイントです。吸い込んだゴミを収納するダストカップは取り外して水洗いできるか、モップがある場合は取り替えたり洗ったりできるのか、ブラシの素材などをチェックしましょう。ちなみにSwithBotのロボット掃除機はブラシ部分も水洗いできます。

また、吸い込んだゴミを自動で集めてくれるゴミ収集ステーションの有無も重要。ゴミ収集ステーションとは充電スタンドとダストボックスを一体化させた自動ゴミ取集機のことです。ロボット掃除機が集めたゴミをゴミ収集ステーションが自動で吸い込むため、手動でのゴミ捨てを省けます。ゴミ収集ステーションに溜まったゴミは数十日に1回まとめて捨てればOKです。
アプリ連携機能で選ぶ
アプリとの連携機能があると、よりロボット掃除機の利用が便利になります。アプリと連携すると、下記のような機能が拡張されます。スケジュール機能があると、稼働曜日を事前に設定できたり、掃除する時間帯を設定できたりと非常に便利です。
- 清掃パターン、清掃エリア、清掃回数などの清掃状況をアプリで確認できる
- ロボット掃除機のオンとオフをアプリで操作できる
- アプリで稼働時間をスケジュール設定し遠隔で掃除ができる
- スマートスピーカーと連携して音声でロボット掃除機をコントロールできる
- WiFiを介して複数のスマートホームデバイスとロボット掃除機を連携できる

SwitchBotであれば、コンパニオンアプリ「SwitchBot」にSwitchBotのロボット掃除機、SwitchBot開閉センサーを登録し、ドアが閉まったらロボット掃除機を稼働させるというように、起動条件のトリガーをより自由に設定できます。
その他機能で選ぶ
ロボット掃除機には基本的な機能以外にも、バッテリーが不足すると自動で充電ポートに戻り充電を開始してくれる機能などもあります。掃除機の使い勝手は基本機能だけでなく細かい機能によっても大きく左右されますので、細部までしっかり見極めるようにしましょう。
他にも、スマートスピーカー対応の機種を選べば、AmazonアレクサやGoogleアシスタントなどで掃除機を音声コントロールできるようになります。
SwitchBotロボット掃除機の機能比較
SwitchBotのロボット掃除機には、最新版のSwitchBot K10+を含め、S1 Plus、S1の3種類があります。
製品名称 | SwitchBotロボット掃除機K10+ | SwitchBotロボット掃除機S1 Plus | SwitchBotロボット掃除機S1 |
本体サイズ | 最大幅24.8 x 高さ9.2(cm) | 最大幅34 x 高さ9.5(cm) | 最大幅34 x 高さ9.5(cm) |
クリーンステーションサイズ | 最大幅22 x16 x32(cm | 最大幅22 x18 x38(cm) | / |
吸引力 | 2500Pa | 2700Pa | 2700Pa |
水拭き対応 | ✅ | ✅ | ✅ |
モップ/水タンク容量 | 使い捨てお掃除シートを使用 | 専用モップ+水タンク300ml | 専用モップ+水タンク340ml |
運転音 | 45dB | 59dB | 59dB |
自動充電・自動再開 | ✅ | ✅ | ✅ |
マッピング/走行方式 | LDSレーザー | LDSレーザー | LDSレーザー |
進入禁止エリア | アプリで複数の進入禁止エリアを設定可能 | アプリで複数の進入禁止エリアを設定可能 | アプリで複数の進入禁止エリアを設定可能 |
クリーンステーション稼働時間 | 稼働時間を指定可能 | 稼働時間の指定不可 | / |
クリーンステーション容量 | 4L | 4L | / |
サードパーティ|スマートスピーカー対応 | Google Assistant|Alexa|Siri Shorcut|IFTTT | Google Assistant|Alexa|Siri Shorcut|IFTTT | Google Assistant|Alexa|Siri Shorcut|IFTTT |
リアルタイムマッピング ※1 | ✅ | ✅ | ✅ |
暗い部屋での掃除 | ✅ | ✅ | ✅ |
最長稼働時間・面積 | 120分間 (2~3LDK/120㎡) | 250分間 (3~5LDK/250㎡) | 140分間 (2~3LDK/140㎡) |
落下防止 | ✅ | ✅ | ✅ |
乗り越え可能な段差 | 2CM | 2CM | 2CM |
カーペット認識&加圧 | ✅ | ✅ | ✅ |
ダストボックスの容量 | 150ml | 350ml | 360ml |
ゴミ捨て頻度の目安 | 70日/回 | 70日/回 | 2日/回 |
吸引力の設定(4段階) | ✅ | ✅ | ✅ |
水拭きの強度設定(3段階) | / | ✅ | ✅ |
ダストボックス・フィルターの水洗い | ✅ | ✅ | ✅ |
お手入れ簡単メインブラシ | ✅ | ✅ | ✅ |
「SwitchBot」アプリ操作 | ✅ | ✅ | ✅ |
2.4Ghz Wi-Fi対応 | ✅ | ✅ | ✅ |
遠隔操作 | ✅ | ✅ | ✅ |
スケジュール清掃 | ✅ | ✅ | ✅ |
カスタマイズ清掃計画 (清掃モード・回数・順番) | ✅ | ✅ | ✅ |
部屋指定掃除 | ✅ | ✅ | ✅ |
エリア指定清掃 | ✅ | ✅ | ✅ |
バーチャルウォール | ✅ | ✅ | ✅ |
水拭き禁止エリア | ✅ | ✅ | ✅ |
掃除ルートのリアルタイム表示 | ✅ | ✅ | ✅ |
掃除する部屋の順番設定 | ✅ | ✅ | ✅ |
マルチフロアのマップ保存 | ✅ | ✅ | ✅ |
マップの分割・統合 | ✅ | ✅ | ✅ |
リモコンモード ※2 | ✅ | ✅ | ✅ |
清掃レポート | ✅ | ✅ | ✅ |
消耗品交換目安の確認 | ✅ | ✅ | ✅ |
デバイス共有 ※3 | ✅ | ✅ | ✅ |
音声案内キャラ選択 | ✅ | ✅ | ✅ |
音声案内の音量調整 | ✅ | ✅ | ✅ |
音声案内のお休み期間調整 | ✅ | ✅ | ✅ |
ファームウェアの更新 | ✅ | ✅ | ✅ |
パッケージ内容 | K10+本体クリーンステーション電源コードx1本モップ取付ブラケットx1個お掃除シート20枚セットx1サイドブラシx1個交換用ダストバッグ2枚セットx1メンテンスツールx1個取付説明書x1冊 | S1 Plus本体クリーンステーション電源コードx1本サイドブラシ×2個モップ取付ブラケットx1個モップx1枚交換用ダストバッグ2枚セットx1メンテナンスツールx1個防水シートx1枚取扱説明書x1冊 | S1本体充電ステーション電源コードx1本サイドブラシ×2個モップ取付ブラケットx1個モップx1枚メンテナンスツールx1個防水シートx1枚取扱説明書x1冊 |
本体電源方式 | 充電式リチウムバッテリー | 充電式リチウムバッテリー | 充電式リチウムバッテリー |
電源 | 入力: AC100V 50/60Hz | 入力: AC100V 50/60Hz | 入力: AC100V 50/60Hz |
重量 | K10+本体: 約2.3kgクリーンステーション: 3.5kg | S1 Plus本体: 約3.06kgクリーンステーション: 3.65kg | S1本体: 約3.06kg |
※1.マッピング機能は部屋の環境などにより、精度が変わります。
※2.リモコンモードを利用するには、スマホがロボット掃除機と同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。
※3.デバイス共有はSwitchBotアプリのホームシェアリング機能より、設定できます。
最新機種で選ぶならSwitchBot K10+がおすすめ!
SwitchBot K10+は、高速レーザーマッピング機能を搭載した世界最小級のロボット掃除機です。従来のSwitchBot ロボット掃除機 S1/S1 Plusと比較しサイズがおよそ半分に、静音性もおよそ50%カットされ、さらにスマートにリニューアルされました。
直径およそ25cmの世界最小サイズ

SwitchBot K10+は直径およそ25cmと世界最小サイズ。部屋の隅やテーブルの下、椅子の脚周りなど、従来のロボット掃除機が苦手とする狭い場所にもスイスイ入り込み、部屋の隅にもフィットします。コンパクトなボディは、稼働していない時間もお部屋に圧迫感を与えることもありませんので、一人暮らしのお部屋にもおすすめです。
使い捨てクリーンペーパー使用だからいつでも清潔

SwitchBot K10+は、モップ部分に使い捨てタイプの市販シートを巻き付けて使用できます。クリーンペーパーを挟み込んでカチッとはめるだけなので、設置も簡単です。クリーンペーパーは市販商品の90%以上に対応。お掃除のたびに取り替えられますので、いつでも清潔な状態を保てます。
2500Paの吸引力でお部屋をピカピカに

SwitchBot K10+の吸引力は2500Paと強力。微細な埃やハウスダストから大きめのゴミまでぐんぐん吸い込みます。パワフルな吸引力なので、ゴミを吸い込むことなく通過してしまう…なんてこともありません。
動作音が50dB以下だからお掃除中も静か

2in1タイプのロボット掃除機は吸引タイプのロボット掃除機よりも動作音が大きくなりがちですが、SwitchBot K10+が発する音は50dB以下。在宅中に使用しても、早朝や深夜に使用しても、稼働音が気になりません。
まとめ
ロボット掃除機とは、お部屋を自立走行し床をきれいに掃除してくれるロボットのことです。機種によってはアプリと連携して遠隔で操作やスケジューリングができるものもあり、外出中に掃除を終えることができます。
SwitchBot K10+は高精度マッピング機能を有するロボット掃除機。ロボット掃除機の価格は一般的に、マッピング機能の性能やゴミ収集ステーションの有無によって差が出るものですが、SwitchBot K10+は高精度センサーを搭載しながらも、価格は6万円台と機能と価格のベストバランスを追求しました。ロボット掃除機の購入を検討している方は、ぜひSwitchBot K10+を比較リストに追加してください。およそ25cmの小さな掃除機が、物が多い部屋や複雑な形状の部屋の隅々まできれいにしてくれますよ。

SwitchBot ロボット掃除機K10+

SwitchBot ロボット掃除機

SwitchBot ロボット掃除機