「SwitchBotロック」を使ってみたけど、想像と違ってイマイチ……なんて思った方はいませんか?鍵は持たなくて良くなったけど、結局玄関先でスマホを探してガサゴソ。しかも、帰り道でスマホのバッテリーが残りわずかなことに気付いて「どうしよう!家の鍵開けられない」と焦る始末……。ちょっと近所へジョギングになんて時も、必ずスマホを持ち歩かなければなりません。 実は、ロックの開発段階ですでにこれらの懸念はありました。そして誕生したのが「SwitchBotキーパッド」です。 さて、今回は「キーパッド」誕生に至るまでの、怒涛の裏話をご紹介いたします。

世界中のキーパッドを集めてみたけど全部「平たいデザイン」だった件
まずはキーパッドの研究・開発に向けて市場調査を開始。一体型ロックや後付けロックなどさまざまな製品を試してみましたが、どれも「平たく垂直なデザイン」であることに驚きました。実際に使ってみましたが、使い勝手はう~ん、微妙……。

屈まずに解錠したい!
入力面が平たく垂直だと、上からはパスワードが良く見えないので、屈んで覗き込むように入力する必要があります。もしもお年寄りだったら、背丈の足りない子どもだったら全く見えませんよね。そこで、どのようにデザインすることで、より見やすく、パスワードを入力しやすいかに着目してみました。

研究に研究を重ね、黄金比率「5°」にたどり着く
「どうしたら入力しやすいのか」と考えていたら、「温湿度計プラス」が目に入りました。ユーザーの皆様にさまざまな角度から見やすくご利用いただくために、3段階調節式にデザインした温湿度計。ふと「キーパッドも斜めにしたら見やすいのでは?」と思い立ちました。でも一体何度くらいの角度がちょうど良いのか。「もういっそ全部の角度を作って試してみよう」となり、最後は10パターンを100人以上の人に試してもらうことに。そうしてテストを重ね最終的に決まったのが「5°」。パスワードの入力も指紋解錠も快適な角度が誕生した瞬間です。

LEDライトは最上級のものを選択
「見やすい・入力しやすい」問題が解決したところで、次の課題。それは「夜暗い時にはどうすれば良いか」。暗い玄関先で「1を押したつもりが9を押していた」という事態が発生。まあ私なんですが……。夜もしっかり見えるためにはどうしたものか。
解決策は2つ。一つはキーパッドタッチの表面に蛍光塗料を使用すること。「蛍光塗料」と言われてもピンとこない方は多いと思います。具体的に言うと、皆様の自宅にもあるエアコンのリモコン。暗い時に緑色に光っていませんか?あれがこの「蛍光塗料」を使用した効果です。
解決策としてはまずまずですが、室内であれば光を吸収することで、蛍光塗料の効果を発揮できますが、外となるとそれも難しい。曇りの日は蛍光塗料が吸収できる光が少なく、うまく光らなかったりします。 結果、LEDライトを搭載することに決定。解錠時に画面をタッチすれば、どんなに暗い夜でも数字が明るく発光し、しっかりと見ることができます。

ゲームの難関を一つ一つクリアするように、我々も課題を一つずつクリアし、ついにキーパッドが誕生。
さあ、一緒に暗い環境でパスワードを入力し解錠する瞬間を見てみましょう!
キーパッドのデザインに関するエピソードはほかにもあります。予想できた人はぜひコメントください。ランダムでSwitchBot製品をGetできるかも!??

SwitchBot スマートロック 指紋認証パッド

SwitchBot スマートロック

SwitchBot スマートロック キーパッド