掃除の悩みって挙げてみると多いですよね。スティック掃除機をかけ続けると中腰が続いて腰が痛くなったり、冬場の拭き掃除で手荒れしてしまったり。そんな掃除の悩みを解決し清潔な空間と精神的な余裕を生み出してくれるのが、ロボット掃除機というアイテムです。
本記事で解説するのは、ロボット掃除機の選び方です。清掃能力や価格、ナビゲーション能力や手入れのしやすさなど、それぞれのポイントをロボット掃除機販売メーカーが初心者の方にも分かりやすく、ていねいに解説します。
ロボット掃除機とは?
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ロボット掃除機とは、センサーが内蔵されている自動で掃除ができるロボットのことです。「お掃除ロボット」や「ロボット型クリーナー」と呼ばれています。ロボット掃除機の多くは充電式で、コードレスで稼働。自動で清掃を開始して自動で掃除を終了し、充電台に戻って充電を開始します。中にはアプリと連携し、掃除モードをアプリから設定したり、掃除した場所をアプリで確認したり、掃除開始時間をアプリでスケジュール設定したりすることもできます。
ロボット掃除機の仕組み
ロボット掃除機にはモーターが内蔵されており、ファンを高速回転させることで空気とゴミを吸い込みます。水拭き機能があるロボット掃除機の場合は、モップが付属しており、水を噴射しながら拭き掃除を行う仕組みです。ロボット掃除機には超音波や赤外線によるセンサーが搭載されており、物体にぶつかって跳ね返る光を捉えることで周囲の空間を認識します。
ロボット掃除機の走行スタイル
ロボット掃除機の走行スタイルは、大きく2つに分けられます。
- ランダム走行清掃
- 直進走行清掃
ランダム走行とは、家具や段差など障害物に当たることで方向転換する走行スタイルです。掃除できる範囲は障害物のない一部範囲になりますが、価格帯はリーズナブルで5万円以下の製品も多く販売されています。
直進走行とは、部屋全体を形状に沿って往復しながら掃除する走行スタイルです。回転角速度の測定を実現する慣性センサーの一種であるジャイロセンサーを搭載し、ランダム走行タイプと比較して清掃時間も3分の1程度で済みます。
ロボット掃除機のマッピング機能とその仕組み
マッピング機能とは、カメラやセンサーなどのレーザーを使って家の間取りや形状を考慮した掃除ができる、ロボット掃除機の機能のことです。カメラの場合は壁や天井など部屋の特徴点を記録しながらマッピングし、レーザーの場合はD-ToF技術やLDS技術を応用した高性能マッピングテクノロジーを搭載し、部屋を認識しながら効率的かつ無駄のない掃除を実行します。
マッピング機能があれば自動的にクリーンベースに戻り清掃を開始できるというメリットも。マッピング機能が搭載されることで、ロボットが間取りと位置関係を把握しながら掃除ができますので、より隅々まで行き届いた清掃が可能になります。
また、SLAM機能も近年注目されている技術の一つです。SLAM機能とは、センサーを搭載したロボット掃除機が走行を行いながら周囲の環境をセンシングし、二次元もしくは三次元の環境地図の作成を行う技術のこと。自己位置推定とマッピングを同時に行えますので「壁や家具にぶつかりながら方向転換する」といった従来の走行をスマートな形でカバーできます。
マッピング機能付きのロボット掃除機は、お部屋の隅々まできれいにしたい方や家の間取りが細かい方におすすめ。マッピング機能により掃除範囲を細かく指定できるため、ロボット掃除機が家具を傷付けてしまうこともなくなります。
マッピング機能付きロボット掃除機の選び方
マッピング機能付きのロボット掃除機は、家のマップを保存するだけでなく家具の配置や部屋の形状などを学習し、アップデートしていきます。
マッピング機能付きのロボット掃除機は、下記6つの点に注目して選びましょう。
- マッピングセンサーの種類で選ぶ
- ナビゲーション能力で選ぶ
- 吸引力で選ぶ
- 拭き掃除の性能で選ぶ
- 価格で選ぶ
- お手入れやメンテナンス方法で選ぶ
この他にも、稼働面積や記憶できるマップ数なども確認しておくことをおすすめします。
1.マッピングセンサーの種類で選ぶ
マッピングセンサーは大きく分けて、カメラ・LDS・光学式D-ToFの3種類があります。これらの技術を使って部屋の形状を記録するのが特徴で、LDSや光学式D-ToFは特に精度が高く、掃除しながらリアルタイムでマップ作成をすることも可能です。一方、カメラタイプのセンサーは暗い部屋では使えません。薄暗い早朝や夜間の時間帯にロボット掃除機を稼働させたい方は、レーザーや光学式D-ToFタイプのマッピング機能が搭載されたロボット掃除機を選ぶとよいでしょう。
2.ナビゲーション能力で選ぶ

ナビゲーション能力はマッピングの精度を左右します。マッピング機能付きロボット掃除機を選ぶ際は、ナビゲーション能力に注目し利便性を確保しましょう。ナビゲーション機能として搭載される技術の一つに「レーザーSLAM」があります。SLAMとは自己位置認識と地図作成を同時に行う技術のこと。SLAM技術が搭載されているロボット掃除機は、リアルタイムにお部屋をマッピングし経路設定を行います。購入する際はSLAM技術搭載の有無も確認してください。
3.吸引力で選ぶ
掃除機の吸引力を示す単位に「Pa(パスカル)」があります。一般的なロボット掃除機は2,500Pa程度で、この数字が大きければ大きいほど、ゴミの取り残しが少なくなります。マッピング機能付きロボット掃除機を選ぶ際は、吸引力にも注目しましょう。

4.拭き掃除の性能で選ぶ
ロボット掃除機の清掃方法は3つ。スティック式掃除機のように吸引するタイプ、モップが搭載されている拭き掃除タイプ、吸引と拭き掃除の両方ができるタイプです。吸引タイプのメリットは、カーペットやフローリング、畳など掃除対象の素材にかかわらず使用できるところ。水が苦手な床素材でも気にせず使用できます。一方、水拭きタイプのメリットはベタつきやザラつきまでしっかり掃除できるところです。
掃除したい部屋がフローリング素材かつ、少しでも掃除の手間を減らしたい方には吸引と水拭きの両方ができるタイプがおすすめ。モップ付きの拭き掃除ができるタイプの場合、モップに自動的に水を染み込ませながら掃除ができるものや、水を吹きつけながら掃除できるものなどがあります。使用する予定の部屋の床素材に応じて、最適な性能を選びましょう。
5.価格で選ぶ
マッピング機能付きのロボット掃除機の平均価格は1台10万円ほどです。近年は10万円以下のリーズナブルな機種も出てきていますが、性能と価格のベストバランスは購入前にきちんと見極めておきたいですね。
6.お手入れやメンテナンス方法で選ぶ
ロボット掃除機のお手入れ方法も事前に確認しておきたいポイント。本体やクリーンベースは、埃がたまらないよう定期的に乾いた布で乾拭きしましょう。車輪や底の部分は汚れが溜まりやすいため、入念な掃除が必要です。
メインブラシやモップは取り外して洗えるのか、それとも使い捨てタイプなのか、などお手入れ方法もきちんと確認しましょう。お部屋をきれいにするためのロボット掃除機が汚れていては、元も子もなくなってしまいます。
世界最小のロボット掃除機「SwitchBot K10+」とは?
SwitchBot K10+は、世界最小サイズの吸引と拭き掃除が同時にできるロボット掃除機です。従来のSwitchBot ロボット掃除機 S1/S1 Plusよりも大きさと静音性がおよそ50%カットされました。
SwitchBot K10+は高速レーザーマッピング機能を搭載した高性能なスマート掃除機。2500Paの超強力吸引で、ペットの毛や赤ちゃんの食べこぼしもビュンビュン、バリバリ吸い込みます。20mm以下の段差であれば乗り越えられますし、何よりも世界最小レベルの小ささなので狭い場所の掃除にも最適です。
また、SwitchBotアプリと連携して清掃状況を確認したり、掃除範囲を指定したりできるのもSwitchBot K10+のおすすめポイント。SwitchBotハブミニを導入すれば、音声コマンドをトリガーに電気を消してロボット掃除機を稼働するといった複数のアクションのオートメーション化ができ、ユーザビリティの向上につながるでしょう。
本体サイズがおよそ50%小型化!

ロボット掃除機の形状は丸型・直径30cm程度が一般的です。それと比較し、SwitchBot K10+の直径はおよそ半分。部屋の隅やテーブルの下、椅子の脚周りなど、従来のロボット掃除機が入り込めない場所でもスイスイ走行し隈なく掃除できます。
また、ペットを飼っている方は、大切なペットとロボット掃除機の相性が気になりますよね。SwitchBot K10+は50dB以下と静音性が高いため、猫ちゃんやワンちゃんが掃除機の音に怯えてしまう事態を最小限に抑えられます。

小回りが効くというのは、物が多い部屋や複雑な形状の部屋のお掃除にも嬉しい特徴。掃除は「しなければいけない」義務的ルーティーンですが、SwitchBot K10+を使えば掃除が「してみたくなる」楽しいルーティーンに変わります。
使い捨て水拭きモップ付きでいつでも清潔
SwitchBot K10+では、使い捨てのシートを利用してモップがけを行います。付属のモップを洗ったり絞ったりして繰り返し使うこともありませんので、細菌が繁殖して嫌な臭いを放つこともありません。90%以上の市販のシートに対応しているため、気軽に買い替えてセッティングできます。
最大4Lまで収集できるクリーンベース付き

SwitchBot K10+は掃除が終わると自動的にクリーンベースに戻って充電を行う、自動帰還機能付き。クリーンベースとはゴミを自動で捨ててくれる収集ボックスで、SwitchBot K10+の場合は最大4Lまで収集できます。
一般的に紙パック式の掃除機の集塵容積は1Lなので、SwitchBot K10+のクリーンベースはそのおよそ4倍。ダストボックスのゴミ捨ても最長70日間に一度で済みます。毎回舞い上がる埃を吸いながら溜まったゴミを捨てる必要もありません。
クリーンベースにゴミを捨てるアクションは、複数の起動条件と組み合わせられます。例えばSwitchBot開閉センサーと連携して、外出を検知したらゴミ捨て作業を開始したり、アプリと連携して稼働時間を指定したり。カスタマイズ性の高さは、Switchbotの大きな魅力です。
まとめ
ロボット掃除機は、ブラシやモップが付いているセンサー搭載の自立型お掃除ロボットのことです。1980年代から世界中の各企業で開発が始まり、2000年代から少しずつ一般家庭にも広がりを見せ始めました。
SwitchBot K10+は世界最小サイズ、2500Paの強力な吸引力でお掃除の悩みを解決するロボット掃除機。サイズと静音性がSwitchBot ロボット掃除機 S1/S1 Plusよりもおよそ50%カットされた上位版です。SwitchBot K10+を使ってお掃除の手間を軽減することで、その分趣味の時間を増やしたり、子どもと向き合う時間が増えたり、生活に余裕と彩りを加えられるでしょう。

SwitchBot ロボット掃除機K10+

SwitchBot ロボット掃除機

SwitchBot ロボット掃除機