IoTってなに? どんな場合に活用するの?
突然ですが、みなさんはスマートフォンを持っていますか?
NTTドコモ モバイル社会研究所が2022年10月20日に発行した「データで読み解くモバイル利用トレンド 2022-2023―モバイル社会白書―」によれば、日本国内におけるスマートフォン、ケータイ所有者のうちスマートフォン比率が94.0%になったそうです。
IoTは、そんなスマートフォンやタブレットなどを使って暮らしをより便利に快適にしようというものです。
これまでインターネットにつながっていなかった家具や家電などをIoT化することで、外出先からスマートフォンでエアコンやテレビ、照明器具などをコントロールしたり、カーテンを自動的に開閉したりすることができます。

IoTは、Internet of Thingsの略で、日本語に訳すと「モノのインターネット」となります。これまでインターネットにつながっていなかったモノを文字通りインターネット化するというわけです。
IoT家電は各家庭に普及が進む
みなさんはIoT家電という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
IoT家電は、日本でも各メーカーから発売されており、テレビ、スマートスピーカー、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、空気清浄機、炊飯器、電子レンジ・オーブンレンジ、ロボット掃除機、LED照明、スマートロック、ペットロボットなど、枚挙に暇がないほどです。
これらの中には、Wi-Fi接続により外出先からお家のIoT家電を操作できるものもあれば、Bluetooth接続により屋内かつ近距離でIoT家電を操作するものもあります。
「フリエ住まい総研」が発行する「FLIE MAGAZINE」の記事「1/4の人が持ってるIoT家電、実は半分以上が使いこなせていない?新生活シーズンにIoT家電の利用実態を調査」によると、タイトル通り、約4人に1人が現在IoT家電を持っているそうです。
最も所有率が高かったのがスマートスピーカーの49.7%で、以下、テレビ・モニター(27.9%)、エアコン・空気清浄機(23.0%)、照明(17.0%)、掃除機(11.5%)と続き、実に12種類が挙げられています。

このように数多くのIoT家電が既に使われており、みなさんも知らず知らずのうちにIoT家電を利用していることもあるかもしれません。
IoT家電、次に取り入れたいのはどれ?
そんな便利なIoT家電だけに、これからIoT家電を増やしていこうと考えている人も少なくありません。
「1/4の人が持ってるIoT家電、実は半分以上が使いこなせていない?新生活シーズンにIoT家電の利用実態を調査」では、「将来的にどの「IoT家電」を取り入れたいですか?」という質問に以下のような回答がなされています。
それによると、エアコン・空気清浄機が44.2%でトップ、以下、照明(35.5%)、スマートロック(鍵など)(30.4%)、スマートスピーカー(27.2%)、テレビ・モニター(22.3%)と続きます。
既に所有率が高いものに代わり、これまで使っていなかったIoT家電を積極的に取り入れていこうという意欲が垣間見えます。
中でも、スマートロック(鍵など)の所有者が6.7%だったのに対し、取り入れたい人は30.4%と大きな伸びを見せています。
スマートリモコンの所有者が9.1%に対し取り入れたい人が15.5%、スマートスイッチの所有者が6.1%に対し取り入れたい人が13.6%と、これらも伸びています。
特筆すべきは、窓やカーテン類で所有者は0.6%なのに対し、取り入れたい人は14.4%もおり、期待の高いIoT家電だと言うことができるでしょう。
IoT家電の使用にはどんなことが必要?
IoT家電の利用により、自分が帰宅した際には既にそれらが動き始めており、時間を有効活用したり、快適な環境が保たれたりしているわけです。
そればかりでなく、洗濯機の使い方をカスタマイズしたり、冷蔵庫の内容物を外出先から調べたり、エアコンが天気予報と連動して温度設定を調節したり、テレビが音声でやることをお知らせしてくれたり、オーブンレンジのレシピが増えたり、ロボット掃除機の掃除時間を設定できたり。
こんなことまでできちゃうのといったことが、IoT家電があればできてしまうのです。
IoT家電がそれだけ便利だったり、使ってみたいと思わせるものがあったりするということです。
それでは、IoT家電の使用には具体的にはどんなことが必要なのでしょうか?
スマートフォンやタブレット、及びIoT家電に対応したアプリ
まず最初に、どんなIoT家電でもスマートフォンやタブレットなどで操作するため、それらにスマートフォンやタブレットやそのIoT家電に対応したアプリを入れる必要があります。
インターネット環境や無線LAN
もちろん、家庭内にインターネット環境や無線LANは必要になりますが、これらは大半の人が既に持っているはずです。
IoT家電、或いは普通の家電をIoT化するための製品
IoT家電と呼ばれているものであれば、スマートフォンやタブレットにそれに対応するアプリを入れた段階で、それらのIoT家電を操作することが可能になります。
製品ごとに違いはあるものの、洗濯機、エアコン、空気清浄機、炊飯器、ロボット掃除機、LED照明などは外出先から電源のオン/オフが可能になります。
…..ということですが、IoT家電って高そうだし、家電を買い替えるタイミングでもないので、しばらくは今のままで我慢するという方もいらっしゃるかと思います。
そんなときに役に立つのが、今ある普通の家電をIoT化するための製品です。
これにより、普通の家電でもIoT家電と同じように動作、スマートな暮らしを実現できます。
今ある普通の家電をIoT化できる?
高いIoT家電の代わりに、家電をIoT化するための製品が最近人気が高まっています。
そのような製品は以下のメリットがあります。
- 工事が不要、家賃でも可能
- 手ごろな価格で入手
- 取付の手間がかからない
これらの製品を使えば、わずかの出費で今ある普通の家電をIoT化することができますし、自分では考えもしなかったものがIoT化できてしまうこともあります。
そんな例を挙げてみましょう。
音声コントロール、遠隔操作に欠かせないSwitchBot ハブミニ

複数の赤外線リモコンを一つにまとめるコンパクトなスマートリモコンです。家のエアコン、テレビ、照明などの家電とSwitchBot製品をインターネットに接続させ、外出先からスマートフォンでコントロールすることができます。
「Echo Show」、「Echo Dot」などのEchoシリーズ製品、「Nest Hub Max」、「Nest Mini」、「Google Home」などのGoogle Nest製品、「HomePod」、「IFTTT」、「LINE Clova(Beta)」に対応します。
AIスピーカーと連携して呼びかけるだけで家電をコントロールでき、手が離せないときでもハンズフリーで部屋の家電を音声操作できます。
指ロボット SwitchBot ボット


これをボタンやスイッチの横に貼り付ければ、「SwitchBot ハブミニ」と連携して指ロボットがボタンやスイッチのON/OFFをしてくれるというものです。
ほとんどのボタンやスイッチに対応し、ロッカースイッチのON/OFFは1台のSwitchBotで押したり引いたりして両方向に反転させることが可能です。
外出先からネット経由でスマホで照明・家電をコントロールすることができるだけでなく、リモートボタンを押すだけで起動させることもできるため、布団の中からスイッチをON/OFFするという便利な使い方も可能です。
SwitchBot スマートカーテン


これから取り入れたいという人が14.4%もいるという人気アイテム。
どんなカーテンでも30秒の取り付けで電動化し、スマートにすることができる小型の無線ロボットです。
カーテンに取り付けた後は、スマートフォンでカーテンを開閉することができます。また、スケジュールを設定するだけで、自動的にカーテンを開閉することも可能です。
グッドデザイン賞、IDEA、レッドドットデザイン賞2022とiFデザイン賞2022を受賞しており、カーテンレールに取り付けても違和感がありません。
SwitchBot スマートロック
自動で鍵の解施錠ができるオートロック。3つサイズのサムターンアダプターと設置高度が調整可能な土台の組み合わせで様々な鍵に対応します。
解施錠方法は、ウィジェット*、Apple Watch、音声でコントロール*、アプリ操作、遠隔操作*、NFCタグ、物理キー、リモートボタンと8通り(*はハブミニが必要です)。
低消費電力設計で、1日10回解施錠した場合、リチウム電池(CR123A)2本で約180日使用できます。
また、物理キーで解錠できるほか、電池残量が20%を下回ると解施錠時に赤いランプが点灯してビープ音が鳴って電池交換を教えてくれます。
まとめ
このように数製品を挙げてみましたが、わずかの出費で今ある普通の家電をIoT化できることが分かっていただけたのではないかと思います。
みなさんも、この機会に家の家電をIoT化して、暮らしをより便利に快適にしてみてはいかがでしょうか?